HOME コンテンツ企画制作 サービス カタログデータの再利用
過去のカタログデータを再利用して最新版を作りたい、そういったご要望をよく承ります。
例えばメーカーの「総合カタログ」などの年次モノは、前年度データを流用して、デザインフォーマットのリニューアル、商品の大量入れ替えや並べ替えが行われることがほとんどです。このように毎年改訂されていく段階で、複数の異なる制作会社を経て作られたスタイルが100、200と増えていき、だんだんと標準化されていない、つまり自動化が難しいデータに変化していきます。それによって自動化処理ができる部分も手作業に頼らざるを得なくなり、無駄な作業時間とコストが発生してしまいます。
また、旧バージョンのデータを新バージョンにコンバートするという一見簡単に見える作業も、検証せずに単にコンバートすると後々トラブルになるケースが多々あります。
当社はこのようなトラブル回避及び自動化推進のために、支給いただいたデータについては、実作業に入る前にデータ検証チェック工程を設けております。
その上で、お客様のご要望を満たす最適な制作方法をご提案致します。
以下は、大型カタログの前年度版データを使って、今年度版を制作する場合のInDesignデータの検証フローです。
使用フォント、スタイルの作り方、重複スタイル、レイヤーの使われ方、マスターデータの適用、表組みやコマデータの作り方などについて、熟練オペレーターが入念に調べます。その上で、過去の経験から蓄積されたノウハウを元に、データ不備やトラブルになりそうな項目をまとめ、お客様に提出します。
効率化を図るために自動化できる部分はできるだけ自動化のご提案をします。自動化をスムーズに行うには、元となるデータの規則性が必要です。
検証したデータで自動化に不都合な部分があれば、データの修正や組み直しが必要となる場合があります。
作業要件に合わせてスクリプトを作成し、実作業を致します。非定型の体裁を整える等、手作業で行うべき作業は手作業で行います。
作業前PDFと作業後PDFがほぼ同じ体裁であれば、デジタル校正による差分チェックをします。
エクセルなどから商品情報データを自動流し込みをした場合は、きちんと配置されたか? データを抜き出して新旧の検証を行います。
マッチング結果は、エクセルなどの一覧表でご覧いただけます。