大連エコーへ入社した動機は何ですか?
大学での専攻科目は日本語の翻訳でした。それ以外も何か身に付けたいと思って、卒業してから1年間、専門学校でDTP関連の知識を学びましたので、それが活かせる企業を探しました。
大連エコーは新しい仕事へ挑戦する企業のようでしたし、人材育成面にも魅力を感じて応募しました。
現在の仕事内容について教えてください。
お客様企業のディレクターの方々から原稿を受け取り、案件の内容やルールを理解して、大連エコーに入稿する業務です。直接取引先に伺って原稿をいただくこともありますし、制作現場用の制作マニュアルも作成します。入稿から校了まで、現場とのやりとり全部を行います。
仕事の醍醐味、面白さは何ですか?
自分がまとめた情報が印刷物という形になって出来上がってきたときですね。
特に自分が関わった制作物を街で目にしたときは、もう感動です。大げさではなくて、ほんとに自分と社会が繋がっている感じがします。
日本生活で仕事面で大変なことは? 楽しいことは?
デザインに関して「○○な感じ」という「○○」を伝えるのが僕の仕事ですが、中国人と日本人では物事のイメージが時々違いますので、齟齬が出るときがあります。目に見えないものを「形」にすることは確かに大変ですけど、これは文化、考え方、表現方法の違いを勉強することでもあるので、楽しいことではないでしょうか。
それと仕事ではないですけど、日本で一番最初に困ったのは食事です。日本の料理は美味しいですけど、いろいろな調味料が納得できませんでした(笑)。
特にぽん酢、揚げ物のソースかな。でも時間が経ったら、いまは好きになりました!
日本での休日の過ごし方は?
バスケをしに行くことが多いです。また日本の戦国時代の歴史に興味がありますので、歴史的な建造物や事件などのあった場所をよく見に行きます。
将来の目標や夢を教えてください。
印刷業界も新メディアにどんどん参入する時代ですから、自己実現して日本と中国に欠かせない“リンク”になりたい。両方の国にマイホームを作って、日本と中国を往復する優秀な営業マンになることが目標です。
日本勤務を希望する後輩にメッセージをお願いします。
日本は公平な国ですから、僕たちが費やす努力には価値があるし報われると思います。確かに最初は慣れない生活で、友達も少ないといった不安感があると思います。でも厳しく辛いことを乗り越える達成感と充実感を感じられるのは楽しいことです。
日本の素晴らしさや美しさをぜひ自分の目で見つけましょう〜。笑顔を忘れずに楽しく頑張ってください。